アルテミス ウイメンズ ホスピタルは、山中伸弥先生のiPS細胞の一刻も早い実用化を願い、差額ベッド代の3割相当をiPS細胞研究基金へ寄付をしています。
iPS細胞は、再生医療、病気の原因を解明し、新しい薬の開発などに活用できると考えられています。再生医療とは、病気や怪我などによって失われてしまった機能を回復させることを目的とした治療法です。 また、iPS細胞を利用すれば、人体ではできないような薬剤の有効性や副作用を評価する検査や毒性のテストが可能になり、新しい薬の開発が大いに進むと期待されています。
3月28日、先のiPS細胞研究についての論文不正について、iPS細胞研究所の所長である山中伸弥先生は監督責任を問われ、処分を受けることとなりました。山中先生ご自身も深く心を痛め、以下のコメントを発表しています。
「私も監督者として処分を受けた。所長として事態を未然に防ぐことができなかった責任を痛感し、自主的に当面の給与相当額をiPS細胞研究基金へ寄付する」
iPS細胞研究所の国際広報室によれば、論文不正が発表された後、今後の研究に対して応援する声が多く寄せられているとのことです。患者様におかれましても、iPS細胞研究への支援にご理解とご協力をお願いいたします。
※ 詳しくは、以下のURLをご覧ください。
https://www.cira.kyoto-u.ac.jp/j/fund/
(当院のiPS細胞研究基金支援ページURL)
参考:http://www.kyoto-np.co.jp/environment/article/20180123000089